使われ脱却宣言と奇跡コンへの新ナヒリ投入検討
2016年5月18日 Magic: The Gathering最近浮気性になっていろんなデッキを使ってたけど、まずは一つのデッキをきっちり動かせるようにならなければと思うようになったので、大会ではしばらく奇跡コン一本でちゃんと使えるように精進したいと思います。
現在での要改善点
①独楽で何を積んでいるかを確実に覚える(当たり前)。回す回数分相手に不快な思いをさせている上に時間ももらっていることを忘れずに。対戦相手からするとそりゃ当たり前だろっていうのは重々承知なんだけどそれなりの頻度で何積んだか間違えたり忘れたりしてる。無駄な時間を掛けるのが相手に対しても一番申し訳ないのでここは一番意識して改善しなければならない。一般的なアーキタイプであれば何を積み続ければいいかはある程度把握してるので、あとは集中。
②呪文を打つべきときに打つ(当たり前)。これはやった直後に気づくことも多いんだけど、自分の悪いくせで、呪文を抱えたがって打つべき時に打たずに流れをもっていかれていることがある。例えばコントロール同士の対決で相手のSCMにスネアを打つべき時に打たなかったり。色の都合上相手の手札が見えないのもあって、致命的なマスカン以外はスルーしたくなるんだけど(例えば奇跡コン相手の相殺等)、ハンドと場の状況によってキャストを誤らないようにしたい。
先駆ける者、ナヒリについて
最近奇跡コンで稀に見かける新ナヒリ。現在自分が使用しているオーソドックスな構築から多少形を歪めることにはなるけど、一度は試してみたい。
投入による強化点
①汎用性の高いピン除去・・・もともとクリーチャー除去に関しては強いアーキタイプだが、アグロへ対して最悪1対1交換で使い捨てでもできる。プラス能力と組み合わせて使うことで場合によってはロックに近い状態に持ち込むこともできるし、殴られなければ奥義、殴られれば除去といったようにプレッシャーをかけられる。更に、置物への干渉力の低さを補うことも可能。特に奇跡同系においては、相殺独楽を先に揃えた方が勝ちといっても過言ではないくらいなので、相手の相殺に触れるのは間違いなく強い上に着地後の奥義までが早いのもメリット。デルバー系に対しては、4マナのブレインストームに成り下がる可能性が低くないジェイスと比べ、固さと除去を持ち合わせている点が強い。
②新たな勝ち手段の獲得・・・奇跡コンの弱点として、勝ち手段の少なさと勝つまでにかかる時間の長さがある。勝つためには基本的にX=3以上で天使への願いを通すか、クリーチャーを全て捌きつつジェイスのプラス能力を最低5回起動した上で、6回目に奥義を通す必要があるが、特に相手が青い場合、フィニッシャーを確実に通すためにはヴェンディリオンの前方確認か、最低6マナ程度確保し、相殺独楽を揃えた上でFoWをトップに積む必要がある上、ジェイスは赤霊破や紅蓮破にも引っかかったり火力に弱かったりといった弱点もある。追加の勝ち手段としてメンターも強力ではあるが、BG系に対しては少々便りない。その点ナヒリは青くないゆえに紅蓮破、赤霊破に引っかからず、デルバー系や同系相手において比較的着地させやすい。また、奥義発動までの必要ターン数も少ない上に、クリーチャーを直接除去できるのでジェイスより守りやすく、攻めに転じたあとも早い。プラス能力はものすごく強いという訳ではないけど、コントロールデッキにおいてのルーター能力は有用だし、何よりコストがプラス2という固さが素晴らしい。苦手なリリアナを使用するデッキ全般に対しても、奥義までの到達が早く相手にプレッシャーをかけやすい。更に、奇跡コンはデッキのコンセプト自体が独楽とジェイスへの依存度が非常に高いものであることから、どちらかを封じられただけでもかなり苦しい展開となっていたが、多少のリスク分散を図れたり、ジェイスと同時に並べることでこれまでより更に強力な盤面を形成する可能性ができる。
投入による弱体化点
①ジェイスを初めとした青いカードと3マナ域の減・・・コンボを相手にしてジェイスをキャストすることは正直あまりないが、ジェイスの強みとして、ショーテルやリアニに対するバウンス、毎ターンのカウンター補充、検閲によるソフトロックと一度着地させればどの能力もコンボに有効だが、ナヒリの場合タップ状態のクリーチャーを除去するか、ハンドを1枚ルーターすることしかできない。この点においては完全にジェイスに軍配が上がる。また、色が青くないのでFoWのコストにも充てられず、新ナヒリの相方である引き裂かれし永劫、エムラクールを1枚取るにあたって、スペース的にはヴェンディリオン三人衆のところに収まることになると思う。ジェイスとヴェンディリオンが各1枚ずつメインボードから抜けるため、メインボードにおけるコンボ耐性は間違いなく落ちる。手札の奇跡呪文をトップに戻すことができる機会も減る上、ジェイスのようにハンドアドバンテージを獲得することができない。また、通常のクリーチャーへの牽制力は高めだが、殴打頭蓋や死儀礼には触れない可能性が高い点もジェイスに劣る。
その他、天使への願いとヴェンディリオン三人衆の枚数が減ることから、相殺独楽における3マナ域の枚数が減り、リリアナ、ヴェンディ、ショーテル等の辛いアクションを相殺でカウンターできる確率が低下する。ただリリアナを使用するデッキ全般とショーテルのメイン戦についてはもともと微不利~不利が付くことが多いので割り切ってしまえばそこまで大きなデメリットではないかもしれない。
②Karakasによる勝ち手段封鎖とエムラクール投入のリスク・・・奇跡コンは純粋なコントロールであるため、オムニテル全盛期のようにメタが極端に歪んでいない限り、通常不毛の大地を採用せず、淡々と土地を並べるスタイルをとる。ナヒリの勝ち手段はエムラクールを叩き込むことであるため、相手にKarakasを1枚立たされているだけで実質的に勝ち手段を一つ封じられてしまうことになる。また、エムラクールはナヒリ経由以外では何の役にも立たないため、手札に来てしまった場合無駄杯となり、その場合、ブレインストームやナヒリのプラス能力でなんとかする手間が発生する。除去、固さ共に優秀であるため、Karakadがある場合は除去兼ルーターとして割り切って使用するのが現実的だと思われるが、不毛の大地を2枚程度採用するのもいいと思う。もともと各種ミシュラランドと母聖樹が致命的に苦手なアーキタイプであるため、そういった意味でも不毛の大地は腐りにくいのと、相手の意表を突くことができる可能性をもつことは強みにもなる。マナ基盤自体は弱体化するので、その辺は好みと使用感か。もともとマナ拘束はそこまではきつくないデッキなので事故るリスクより対処の幅が広がるメリットの方が大きいかもしれない。
総じて、メタ次第ではあるが好みで投入してもデッキの使用感や安定感は大きくは変わらないと思われる。丸さを求めるなら無難にジェイス3、天使2だとは思うけど。ナヒリを投入する場合は、ジェイス2、ナヒリ2、天使への願い1くらいのバランスが良さげと今は思っている。スカイプ対戦含めフリプ相手随時募集です。
現在での要改善点
①独楽で何を積んでいるかを確実に覚える(当たり前)。回す回数分相手に不快な思いをさせている上に時間ももらっていることを忘れずに。対戦相手からするとそりゃ当たり前だろっていうのは重々承知なんだけどそれなりの頻度で何積んだか間違えたり忘れたりしてる。無駄な時間を掛けるのが相手に対しても一番申し訳ないのでここは一番意識して改善しなければならない。一般的なアーキタイプであれば何を積み続ければいいかはある程度把握してるので、あとは集中。
②呪文を打つべきときに打つ(当たり前)。これはやった直後に気づくことも多いんだけど、自分の悪いくせで、呪文を抱えたがって打つべき時に打たずに流れをもっていかれていることがある。例えばコントロール同士の対決で相手のSCMにスネアを打つべき時に打たなかったり。色の都合上相手の手札が見えないのもあって、致命的なマスカン以外はスルーしたくなるんだけど(例えば奇跡コン相手の相殺等)、ハンドと場の状況によってキャストを誤らないようにしたい。
先駆ける者、ナヒリについて
最近奇跡コンで稀に見かける新ナヒリ。現在自分が使用しているオーソドックスな構築から多少形を歪めることにはなるけど、一度は試してみたい。
投入による強化点
①汎用性の高いピン除去・・・もともとクリーチャー除去に関しては強いアーキタイプだが、アグロへ対して最悪1対1交換で使い捨てでもできる。プラス能力と組み合わせて使うことで場合によってはロックに近い状態に持ち込むこともできるし、殴られなければ奥義、殴られれば除去といったようにプレッシャーをかけられる。更に、置物への干渉力の低さを補うことも可能。特に奇跡同系においては、相殺独楽を先に揃えた方が勝ちといっても過言ではないくらいなので、相手の相殺に触れるのは間違いなく強い上に着地後の奥義までが早いのもメリット。デルバー系に対しては、4マナのブレインストームに成り下がる可能性が低くないジェイスと比べ、固さと除去を持ち合わせている点が強い。
②新たな勝ち手段の獲得・・・奇跡コンの弱点として、勝ち手段の少なさと勝つまでにかかる時間の長さがある。勝つためには基本的にX=3以上で天使への願いを通すか、クリーチャーを全て捌きつつジェイスのプラス能力を最低5回起動した上で、6回目に奥義を通す必要があるが、特に相手が青い場合、フィニッシャーを確実に通すためにはヴェンディリオンの前方確認か、最低6マナ程度確保し、相殺独楽を揃えた上でFoWをトップに積む必要がある上、ジェイスは赤霊破や紅蓮破にも引っかかったり火力に弱かったりといった弱点もある。追加の勝ち手段としてメンターも強力ではあるが、BG系に対しては少々便りない。その点ナヒリは青くないゆえに紅蓮破、赤霊破に引っかからず、デルバー系や同系相手において比較的着地させやすい。また、奥義発動までの必要ターン数も少ない上に、クリーチャーを直接除去できるのでジェイスより守りやすく、攻めに転じたあとも早い。プラス能力はものすごく強いという訳ではないけど、コントロールデッキにおいてのルーター能力は有用だし、何よりコストがプラス2という固さが素晴らしい。苦手なリリアナを使用するデッキ全般に対しても、奥義までの到達が早く相手にプレッシャーをかけやすい。更に、奇跡コンはデッキのコンセプト自体が独楽とジェイスへの依存度が非常に高いものであることから、どちらかを封じられただけでもかなり苦しい展開となっていたが、多少のリスク分散を図れたり、ジェイスと同時に並べることでこれまでより更に強力な盤面を形成する可能性ができる。
投入による弱体化点
①ジェイスを初めとした青いカードと3マナ域の減・・・コンボを相手にしてジェイスをキャストすることは正直あまりないが、ジェイスの強みとして、ショーテルやリアニに対するバウンス、毎ターンのカウンター補充、検閲によるソフトロックと一度着地させればどの能力もコンボに有効だが、ナヒリの場合タップ状態のクリーチャーを除去するか、ハンドを1枚ルーターすることしかできない。この点においては完全にジェイスに軍配が上がる。また、色が青くないのでFoWのコストにも充てられず、新ナヒリの相方である引き裂かれし永劫、エムラクールを1枚取るにあたって、スペース的にはヴェンディリオン三人衆のところに収まることになると思う。ジェイスとヴェンディリオンが各1枚ずつメインボードから抜けるため、メインボードにおけるコンボ耐性は間違いなく落ちる。手札の奇跡呪文をトップに戻すことができる機会も減る上、ジェイスのようにハンドアドバンテージを獲得することができない。また、通常のクリーチャーへの牽制力は高めだが、殴打頭蓋や死儀礼には触れない可能性が高い点もジェイスに劣る。
その他、天使への願いとヴェンディリオン三人衆の枚数が減ることから、相殺独楽における3マナ域の枚数が減り、リリアナ、ヴェンディ、ショーテル等の辛いアクションを相殺でカウンターできる確率が低下する。ただリリアナを使用するデッキ全般とショーテルのメイン戦についてはもともと微不利~不利が付くことが多いので割り切ってしまえばそこまで大きなデメリットではないかもしれない。
②Karakasによる勝ち手段封鎖とエムラクール投入のリスク・・・奇跡コンは純粋なコントロールであるため、オムニテル全盛期のようにメタが極端に歪んでいない限り、通常不毛の大地を採用せず、淡々と土地を並べるスタイルをとる。ナヒリの勝ち手段はエムラクールを叩き込むことであるため、相手にKarakasを1枚立たされているだけで実質的に勝ち手段を一つ封じられてしまうことになる。また、エムラクールはナヒリ経由以外では何の役にも立たないため、手札に来てしまった場合無駄杯となり、その場合、ブレインストームやナヒリのプラス能力でなんとかする手間が発生する。除去、固さ共に優秀であるため、Karakadがある場合は除去兼ルーターとして割り切って使用するのが現実的だと思われるが、不毛の大地を2枚程度採用するのもいいと思う。もともと各種ミシュラランドと母聖樹が致命的に苦手なアーキタイプであるため、そういった意味でも不毛の大地は腐りにくいのと、相手の意表を突くことができる可能性をもつことは強みにもなる。マナ基盤自体は弱体化するので、その辺は好みと使用感か。もともとマナ拘束はそこまではきつくないデッキなので事故るリスクより対処の幅が広がるメリットの方が大きいかもしれない。
総じて、メタ次第ではあるが好みで投入してもデッキの使用感や安定感は大きくは変わらないと思われる。丸さを求めるなら無難にジェイス3、天使2だとは思うけど。ナヒリを投入する場合は、ジェイス2、ナヒリ2、天使への願い1くらいのバランスが良さげと今は思っている。スカイプ対戦含めフリプ相手随時募集です。
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